世の中の多くの人は『お金を稼ぐこと』については真剣に考えるけど、『お金を使うこと(自分の財布や口座からお金を誰かの元に羽ばたかせること)』となると一気に思考停止をしてしまうように感じます。
また『お金を稼ぐこと(or 増やすこと)』には興味が無いフリをして、『お金を使うこと』については喜々として夢を描いたり友達と盛り上がったりできるのも僕たちの特徴ではないでしょうか。
そして『お金を稼ぐこと』が下品で不埒な行為と認識され、『お金を使うこと』が純粋でクリーンなイメージを持たれてるのも何だかなぁと思う今日このごろ。
例えば、スターバックスなどのカフェに行って、『海外旅行どこに行こう!ハワイかな~セブ島もいいなぁ~!』と離したり、『ボーナスで車買おうと思ってるんだ!』みたいな話をするのって、すごく自然に受け入れられると思うんですよ。
でも、カフェでお金儲けの話をしていたら、眉をひそめられたり胡散臭がられたり、『怪しい話でもしてるんじゃないの?』と訝しがられるのが関の山。
まぁそれはそれでしゃあないとは思うんですよ。
でもね。じゃあみんなお金の使い方を真剣に戦略建てて考えているのかというと絶対そんなことはないんです(笑)
自分の口座からお金が飛んでいくのを見て見ぬふりをしたいのか…。とにかく『臭いものには蓋!』、『見たくないものは見ない!』というスタンスの人ばかりで、気づけば給料日前にヒーヒー言ってたり、ローン地獄に足を突っ込んだりしているわけです。
お金を使うことにウキウキするのはそれはそれでいいと思う。だけど、もう少し『使い方』について思考をフル回転させてもいいんじゃないでしょうか。
お金の使い方 -浪費と消費と投資-
まず第一に『お金を使う』と言っても色んな使い方がありますよね。大きく分けるとお金の使い方には『浪費』、『消費』、『投資』の3つがあります。
結論から言うと、お金持ちになったり、お金に困らない生活ができる人は、この3つがちゃんと理解できている人。自分が買い物をする時に『今から自分がする買い物が浪費と消費と投資のどれに値するのか』を判断できる人です。
一方でお金が貯まらない人、お金に苦しむことになる人は、そもそもそんな発想がない人。あるいは全部を自分の都合の良いように考えて『これは自分へのご褒美だ』と言い張るような人。これではさすがに救いがありません。
ここで3つの『費』について見ていきましょう。(僕個人的な考えなので反論や批判はご容赦願います)
浪費とは
浪費とは、自分が支払う金額よりも少額の価値しか手に入らないお金の使い方です。(金額>価値)
また浪費の特徴としては、『それにお金を使っているとどんどんお金がなくなっていく中毒性』があります。例えば、スマホゲームへの課金やブランド品を買い漁る行為なんかがそうですよね。
つまり『将来貧乏になるためにお金を使う』というイメージ、『無駄遣い』という言葉で代用してもいいでしょう。
消費とは
消費とは、浪費との区別が難しいという人もいるかもしれませんが、自分が支払う金額と受け取る価値が同等となるようなお金の使い方です。(金額=価値)
どの値段のものを購入(契約)し、どういう使い方をするかにもよりますが、インターネット回線費や家賃、食費、交通費などが挙げられます。
つまり、生活をする上で必要な支出というイメージですね。
投資とは
投資とは、自分が支払う額よりも大きな価値を手に入れられて、投資額以上の額になって将来返ってくる見込みの高いお金の使い方です。(金額<価値)
まぁ将来の自分のためになるようなお金の使い方ということなのですが、日本では親が子にかける『教育費』が異常に高いですよね。
『将来、子どもがエリートになって良い暮らしをすれば、親の元にもたくさん仕送りをしてもらえる』という心理が働けば、子どもへの教育も無論、『投資』と呼べるでしょう。
『浪費・消費・投資』の基準は人によって違う
消費の説明にて『どの値段帯のものをどのように使うかにもよる』という話をしましたが、『その購入が浪費か消費か投資かどれに値するのか』はその人の経済状況や目的意識によって異なります。
例えば、電車移動すればいいのにタクシーで移動するのは一般的には『浪費』かもしれませんが、タクシーを使うことで仕事の資料の確認ができたり、電車移動に比べて体力を回復できるというメリットを享受しているのなら、それは『投資』になるでしょう。
また、スマホゲームに課金をしまくる行為は『浪費』かもしれませんが、ゲームの攻略サイトを作って設けているアフィリエイターならばそれは立派な『投資』です。
逆に『スポーツジムの会員になる』のは一般的には『投資』に属するでしょうが、『ほとんど行かなくなって年会費をただ払っているだけ』という状態だと、単なる『浪費』になってしまいます。
このように、浪費・消費・投資の基準は人によって、そして目的意識によって異なるものです。だからこそ、何かお金を使うときには『今、自分は浪費か消費か投資かどの行為をしようとしているのだろう…』と考えるクセをつけないといけません。
豊かになりたければ『投資』の割合を高めよう!
結論としては、本当に経済的に自由になりたければ、『将来、お金が増えるようなお金の使い方をしないとダメだよ』ということですね。つまり、日々の出費における『投資の割合』を高めないといけないと。
すべての買い物を投資に近づけることができれば、間違いなく成長スピードも大きくなるし、その分理想とする経済状況に近づいていきますね。
もちろん、その思考レベルで日々の買い物を考えるのは相当に難しいですが、まずは買い物をしようと思った時、『今からする買い物は浪費か消費か投資か、どこに分類されるかな』という意識を持ってみることが大事です。
まぁ、『買い物』は個人の価値観が出るところなので、あまりガチガチに縛られる必要はないかもしれませんが、そこまで真剣に考えている人も少ないですからね!
それでは!
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